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未来を見据えたタッグで、新たなるシナジーを生み出す
~リコーリース中村社長とエンプラス雲下社長対談~
2004年の創業以来、グローバルに展開する企業や社員を国外・国内でサポートするエンプラス。2020年11月にはリコーリースグループの一員となり、アフターコロナにおけるビジネスインバウンドの支援事業の加速化を進めています。
今回の対談では、同社がリコーリースグループへ参画することとなった背景や、リコーリースが見出したエンプラスの企業価値と今後の期待について、両社代表の中村氏と雲下氏にお話をいただきました。
司会:エンプラスという会社を知った時、率直にどのような印象、感想をお持ちになられましたか?
中村社長:エンプラス社への第一印象は「面白い会社」です。
日本は少子高齢化が進み、人口減少が予想される中、海外から訪日する外国人がビジネスをする機会は当然増えますし、観光で来日される外国人の誘致もさらに力を入れて進めなければならない状況です。今はコロナ禍で厳しい環境下ですが、エンプラス社はそのようなビジネスの機会をいち早く捉え、実行されており、非常に着眼点が良い会社だと思います。
雲下社長:中村社長に初めてお会いした時は、当社がコロナ禍で業績が大変苦戦している時期でしたが、「我々エンプラスは、希望をもって今の事業を進めています」といったお話をさせて頂きました。その際、中村社長より「とても面白く社外的意義も大きいですね」と仰って頂きました。
当社は2004年に創業し、社員一人ひとりが想いをもって外国人の方々や企業にサービスを提供してきましたが、リコーリース社のグループの一員になることで、中小企業から脱却するポイントとなるのではということ、また我々の強みである「細やかなサービス」を標準化していくことが課題であり、それが実現できればさらに大きくなるだろう、と仰って頂けたことが印象に残っています。
司会:エンプラスとリコーリースとの出会いは、そもそもどういったところとなるのでしょうか?
雲下社長:1年ほど前、ある企業のイベントで前社長の瀬川さんとお会いする機会がありました。その時はリコーリースのソーシャルイノベーション本部で不動産を手掛けていらっしゃることを知らずに当社の説明をさせて頂いたところ、「うちも住宅をやっているから紹介しましょう」と仰いました。
その後、中村社長にもお会いする機会を得られまして、私たちのやりたいことをお話させて頂いたところ、「それは我々リコーリースも目指していることです」と仰いました。さらにお話をしていくうちに両社の目指すところに共通点が多いことがわかり、現在に至ることとなりました。
司会:リコーリースがエンプラスに見出した企業価値は、どういったところにありますか?
中村社長:やはり日本の人口動態の状況や国策から見ても、海外から日本に来る人が増えてくることは明らかです。その点について、両社は揺るぎない方向感として一致しています。かつ、そのことによってさまざまなビジネスも派生するので、我々リコーリースもお手伝いしながら、さらなる新しいものを見つけ出していきたいと考えています。
司会:雲下社長はいかがでしょうか?
雲下社長:我々もこれからの日本が経済的に発展するためには、世界中の優良な外国人に来て頂き、日本で活躍をして頂くことが重要であると捉えています。
グローバルな活動を起点とする外国人の移動をサポートするという当社ならではの切り口で、「循環創造企業へ」を掲げていらっしゃるリコーリースとのシナジーをうまく出し、共に発展していくパートナーになっていければと考えています。
司会:中期計画で掲げられているビジョンにおいては、今後もさまざまな会社を迎え入れて拡大していくという戦略ですか?
中村社長:現在、当社は中長期ビジョンとして「循環創造企業へ」を揚げています。
「循環創造」というのはサスティナブルにもつながりますし、エンプラスがやっているような地域や人の循環ということも含まれていると思います。今後も、そうした視点で新たな会社とタッグを組むことは考えています。
また、人が動くとさまざまなビジネスが生まれると思います。
例えば、我々が行っている住宅賃貸事業において、そういうものをうまく利用しながら外国人の方々に入居して頂いたり、滞在中も医療を提供したりなどがあります。 さらに言えば、外国人が国内旅行に行こうと思った際、大きなスーツケースをそのまま使うのか等、まだまだ課題があると思います。こうした課題を解決する会社との提携などを通じて、お互いにシナジーを効かせていければと考えています。
司会:エンプラスがリコーリースのグループになり半年が経ちましたが、社内における変化についてはいかがですか?
雲下社長:コロナ禍において、両社が交流する機会は限られているため、当社社員がどこまで意識をしているのか計り知れないところはあります。
ですが、その中でもリコーリースから働きかけで色々なセミナーに誘って頂いたり、福利厚生面でサポートを頂いたりと、徐々に会社が変わろうとしていることや、大きなグループの中にエンプラスが入っていくということが少しずつ浸透しているのではと思っています。
そして、当社としてもコロナ禍で非常に暗い時期が続きましたが、新しく親会社を得たこと、また中村社長からも期待をかけて頂いていることが、何よりも我々の自信につながっています。厳しい状況は続いていますが、「先に向かって挑戦をしていこう!」という動きが社内で出てきていることは喜ばしい変化だと思っています。
司会:最後に、中村社長からエンプラスに対する期待をお伺いできますでしょうか?
中村社長:今はコロナ禍で訪日する外国人が減り、厳しい状況にありますが、いずれ収束し、エンプラスの本領を発揮できるタイミングが戻ってきます。今後、シナジーの効いたビジネスを十分展開していけると思うし、よりスピード感も求められてくると思います。
なんといっても、エンプラスは我々リコーリースにないグローバルなネットワーク、フットワークの軽さや成長スピードなどがあり、バイタリティにあふれています。持ち味を存分に活かし、今後、一層飛躍されることと思っています。
雲下社長:ありがとうございます。当社は創業以来、ずっと挑戦をし続けてきている会社なので、これからリコーリースにご支援・ご指導を頂き、エンプラスだからできることに果敢に挑戦してまいりたいと思います。
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